カーローン残価設定購入

残価設定ローンの仕組み|メリット・デメリットと向いている人

投稿日:2026年4月18日

残価設定ローンとは

残価設定ローン(残クレ)とは、車両価格の一定割合(残価)を最終回に据え置き、残りの金額のみをローンで返済する仕組みです。

例:300万円の車・残価率50%の場合

  • 残価(最終回に据え置く金額):150万円
  • ローン対象額:150万円(頭金なし)

通常ローン(300万円を全額ローン)と比べて月々の返済額を約半分に抑えられます。

残価設定ローンの仕組み

車両価格 300万円

頭金(例)50万円を引く

ローン残額 250万円

残価150万円を据え置き(最終回払い)

実際のローン対象:100万円(+利息)

5年間(60回)で返済

💡 残価ローン比較ツールで月々の返済額・総支払額を通常ローンと比較計算できます。

通常ローンと残価設定ローンの比較

300万円の車・頭金50万円・5年ローン・金利2.9%・残価率50%で比較:

項目通常ローン残価設定ローン
ローン対象額250万円100万円
月々の返済額約44,700円約17,900円
5年間の支払総額約268万円約157万円
最終回(残価)150万円
合計支払総額約318万円約307万円

※ 残価設定ローンは最終回の150万円を含めると通常ローンとの総額差は小さくなります。

期間満了時の3つの選択肢

残価設定ローンの期間が終わると、以下の3つから選択します。

1. 車を返却する

残価(150万円)分の車をディーラーに返却します。

  • 追加支払いなし(※条件を守っていれば)
  • 新しい車に乗り換えやすい
  • 走行距離・傷の条件を超えると精算費用が発生

2. 残価を一括返済して車を買い取る

150万円を一括で支払い、自分の車として所有し続けます。

  • 乗り続けたい場合の選択肢
  • 市場価値が残価より高ければお得になる場合も

3. 残価を再ローンする

150万円を再度ローン(再残クレも可能)で支払い続けます。

  • 手元資金がない場合の選択肢
  • 利息がさらにかかることに注意

残価設定ローンのデメリット・注意点

走行距離制限

多くの残価設定ローンには走行距離の制限があります(例:年間10,000km)。

超過した場合は1kmあたり数円〜数十円の超過料金が発生します。

計算例: 年間12,000km走行(2,000km超過)× 5年 × 10円/km = 10万円の追加費用

傷・劣化の精算

返却時に車の状態が「通常の使用による消耗の範囲」を超えていると判断されると、補修費用を請求されることがあります。

残価割れリスク

中古車市場の価格が下落して、実際の市場価値が設定残価を下回る「残価割れ」が発生することがあります。

この場合、返却か一括返済かの選択で損をするケースも。一方で市場価値が残価を上回る「残価超え」であれば有利になります。

途中解約・乗り換えが難しい

残価設定ローンは途中解約に違約金が発生することが多く、自由度が低いです。

残価設定ローンに向いている人

向いている人:

  • 月々の支払いを抑えたい
  • 3〜5年ごとに新しい車に乗り換えたい
  • 走行距離が少ない(年間8,000〜10,000km以内)
  • 傷に気をつけて大切に乗れる

向いていない人:

  • 年間走行距離が多い(1万km超)
  • 長期間(7年以上)同じ車に乗り続けたい
  • 自由に改造・カスタムしたい
  • 途中でライフスタイルが変わる可能性がある

まとめ

残価設定ローンは月々の負担を抑えながら新しい車に乗り続けるのに向いていますが、走行距離制限・傷の精算・残価割れリスクがあります。総支払額は通常ローンとそれほど変わらないことも多いため、月々の支払い額だけで判断しないことが重要です。


残価ローン比較ツールで通常ローンと残価設定ローンの月々・総額を比較してみましょう。

※ 本記事の情報は執筆時点(2026年)のものです。税額・料金等は法改正・市場変動により変更される場合があります。最新情報は国税庁・各都道府県・各社の公式サイトをご確認ください。本記事を参考にした結果生じた損害について当サイトは責任を負いません。